憲法の学習会

先週の金曜日、近所(といっても電車で15分くらいですが)の公民館で「憲法の学習会」が開かれました。
最近、ちょっと興味が湧いてきた話題でもあったので、行ってみる事にしました。

全14回程度のシリーズで、第1回目の今回は『「憲法」って何だろう?』というテーマでした。
「憲法は何のためにあるのか」から始まって、先の大日本帝国憲法に少し触れ、最近の憲法をめぐる新聞記事を見て「勉強の部」は締めくくられました。

今まで「憲法はぼくら国民を守ってくれてる、この憲法に身を任せていれば、幸せな生活を送れる」と思っていましたけれども、数冊の本を読む中で、「どうやらそうではないらしい…」と感じていました。
そしたらやっぱり。

憲法の本質は「国家権力をしばるもの」だったのです。

国家権力が暴走した時、憲法はぼくらを「守ってくれる」のは正しかったのですが、憲法に「任せれば幸せになれる」というのは誤りでした。
憲法はぼくらの権利を保証してくれる、いわば、「入れ物」で、その中で最大限「幸せ」を追求できるようにつくられたものだそうです。
だから、「ホントの「幸せ」は、やっぱり自分自身で見つけなきゃね」と、こういうコトなんですね。
どこか突き放した感じがありますけども、これは、とても「生き甲斐」のある内容だと思いました!

 

さて、勉強の部が終りますと、「自己紹介」になりました。
出席されているのは、どなたも「定年から数年経ちますが…」で始まる方達ばかり。

そして、皆さん、口を揃えて言うのです。

「わたしらは、もうそんなに長くないけど、孫たちのためにもね、しっかり学んでおこうと思うんです」と。

微妙に「孫」(そろそろ「こども」?)世代の自分にとって、このコトバはじーんと胸に響きました。

自分もしっかり勉強しよう!

憲法の学習会で。

どなたのコトバにも重みがぎっしりありました。

 

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