The End of The Black

今、本八幡駅のギャラリースペース(都営新宿線改札を出てすぐ左)にて開催中の『コラボ展*more!』で展示している作品は、タイトルを『The End of The Black』と言います。

The End Of The Black

画中に登場する、イノシシ3頭の名前は、それぞれ

「DIET」「CABINET」「JUDICIARY」、日本語では
「国会」「内閣」「司法」です。
いわゆる三権分立というやつで、彼らの向かう先が「The End of The Black」ということになっています。「Black」、つまり「黒」というのはファシズムの色です。

政治上の疑惑を解決できなかったり、
きちんと過去を清算しない歴史感が蔓延していたり、
本質的でない価値観が無批判に垂れ流されていたり、
選挙での投票率が5割を切ったり…
世の中は、今、全体主義に染まってきていると思います。

「ちゃんと学ぶ場がなかった」という意見もありますが、
おそらく、世の中を正しいレールに乗せて走らせるための基礎は、
やっぱり学校で習っていたりするのでしょうし、また、
もっと実践的なことや、正しい価値観は日常生活の中で見いだすことができると思うんです。

それに、表現の幅がどんどん狭められている現在においても、まだかなりの場所でみることができる、そういうテーマを描いた「作品」からも受け取ることができるのではないでしょうか。

いち表現者としては、そういう作品を描ける人間になりたいとも思います。

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